こんにちは、名古屋こどもカウンセリングとSST教室のしらいしです。
「子供のことを心配し過ぎてしまう」と感じる方に向けて、その問題に対応するカウンセリングなどについて書いていきたいと思います。
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子供に心配してしまうこと
子供のことを心配し過ぎてしまうことは親であればよくあることです。
子供の事を真剣に考えれば考えるほどそれは強くなる傾向があります。
それは愛情でもあります。
なので決してそれは「ダメ」なものではありませんが、強すぎる心配はいろいろな場面で反作用を起こす場合があります。
心配してしまう内容としてはどんなものがあるでしょうか?
- 喋らない(しゃべれるようになるかな)
- うまくコミュニケーションがとれない
- 話を聞かない(指示を聞けない)
- 自分のやりたいことばかり(興味がないことをやろうとしない)
- 危なっかしいところがある
- 自分の意見がない(言わなくなった、言いすぎる)
- 問題を起こしすぎる(いい子過ぎる)
- 多動や多言が多い
- 空想的・妄想的すぎる
- 勉強がついていけるか(宿題や勉強をしない)
- 将来しごとができるのか
- いじめられる(いじめる)
- 知らない人に声をかける
- 暴力的なところ
- 二面性があるところ
- うまく園や学校で適応できない(過剰に適応し過ぎてる)
- 母子分離がうまくいかない(家に閉じこもりたがる)
- 好きなことがない(やりたいことがない)
- ゲームやYOUTUBEばかりやっている(会話がない)
- 気にし過ぎる・考えすぎるところ
- 傷付きやすい(落ち込みやすい)
- 不注意がすごい
- 規則正しい生活ができるか
- 食事はちゃんととれるか
- 防犯や問題が起きた時に対処できるか
- 発達障がいや身体障がい、知的障がいなどが今後どうなるか
- HSPやグレーゾーンなどが今後変化が出てくるのか
- 不登校になった(不登校になりそう)
- 不安や恐怖が強い
- 病気や症状がある
- 身辺自立ができない(一人でできないことがある)
- 自分と違ってよくわからないところがある
- 性的なところで心配
- 会社で働けるだろうか
心配するところ、してしまうところはたくさんあります。
- 発達に関すること
- 外見のこと
- 身体や知的、精神の障がい
- 病気や症状
- 性格や特性のこと
- 趣味嗜好のこと
- 学業の事
- 将来や仕事の事
- コミュニケーションや会話の事
- ルールや社会規範、モラルを守ること
- 身を守ること(衣食住)
- 身辺自立(一人で生きていくこと)
など生きていくうえですべてのカテゴリーが該当していきます。
親は現実の社会で生きており、その厳しさを知っています。
その分、適応できないと感じる場面で心配してしまいます。
心配することで、何かの学ぶきっかけや改善するための方法を子供に提供することができます。
心配は悪いものではありませんが、強く継続的であればあるほどその心労は負担となります。
心配し過ぎるこころとストレス
心配し過ぎることによって親の心労は強くなる傾向があります。
また心配が強くなることで高い理想を掲げてしまい、子供にきつく当たったりしてしまい、また悩みが増える負のループに入ることもあります。
人によっては過干渉になることもあるでしょう。
精神的に不安定になったり、精神症状が出たり、身体症状が出たりしていたらその負荷を減らす方向へ向かうべきサインだと思ってもらったほうがいいと思います。
心配は親の義務だと感じる人もいますので当たり前に持っているものですが、その負荷で親が倒れても余計に問題を増やしてしまいます。
心配を減らすには大きく分けて二つあり、
- 心配そのものを減らす
- 心配している子供が改善することで心配を減らす
があります。
心配しているところが改善することで心配を減らすことができれば一番良いものです。
当カウンセリングでもそれを最優先します。
しかし不思議なこともあります。
1の心配そのものを減らすと、心配していたところが改善するケースもあるのです。
子供さんも無意識的に心配されている感覚をキャッチしているのでしょうか?
ニューロセプションという機能が人間には備わっていてることが近年明らかになってきております。
ニューロセプションとは、人間は無意識的に安全かどうかを神経的に察知し、自律神経系がそれに影響されているということです。(ポリヴェーガル理論)
例えば、お子様をダメだなと否定している時には子供さんも「なんか嫌な感じだな」と無意識的に感じ取り、嫌な安全でない感覚を感じるようなことです。
逆に肯定的なイメージを持たれている場合、安全と感じ、安心する自律神経系に働きかけます。
1.心配そのものを減らす
心配そのものを減らすには、
- 理想や目標を変化させる
- 今の状態の子供のありのままを一回受け入れてみて再考する
- ポジティブな注目とネガティブな注目
- 自分のは背景との連動
などがあります。
理想や目標がお子様のステップ形成になっているか?いきなり高すぎる目標にしている場合が多くあります。
今のお子様のレベルを10とすると、レベル11をクリアすればいいだけです。次第に20になれば21をクリアすればいいのです。
そういった思考と問題提示をしていくことで子供さんの苦手意識を育てずに、モメンタム(勢い)をつけていくことができます。
これをスモールステップといいます。
苦手なものほどスモールステップで行うことが有効的であります。
私も親なので分かりますが、ネガティブな側面ばかり目がついてしまうことがあります。
ポジティブな側面も見ながら、良いところを伸ばすことにも目を広げてみる必要があるかもしれません。
ポジティブな側面も含めて子供をみていくことで「今の子供」を理解することができるかもしれません。
保護者の生まれた背景や育てられ方、できなかったこと、したかったこと、こうしておけばよかった、などからも影響が出やすい心配はカウンセリングで話しながら自然と適切な状態へ落ち着いていかせることもできます。
2.心配しているところが改善する
これは私のほうで直接的に介入できるところとそうでないところがあります。
①保護者に伝えて構造を変える、スキルを教える、話し合うなどのアプローチ
②カウンセリングなどで私とお子様が直接話し合い、学んでいくアプローチ
があります。
- 知って学ぶことで改善できること
- スキルを獲得して改善できること
- 自分の気持ちを変化させて改善できること
があります。
詳しくは直接お聞きください。
3つの方法から考える「心配し過ぎる事」ことへの対応
当施設では下記3つの方法から相談されるクライアントに最適な手段を組み合わせて、改善のサポートを行っております。
①カウンセリングによる対応
カウンセリングがメインアプローチになります。
親御さんが行う形でも、子供さんが行う形でもその目的に合った方がクライエントになります。
また「発達の問題によるもの」であれば親御さんがカウンセリングを行い、療育的な関りを学ぶ機会にしていくことも可能です。(個別ペアトレーニング)
カウンセリングでは、まずはお困りごとをお聞きしながらも
- 何が心配の対象になっているか
- なぜそれが起きているか
- 理想の再構築とスモールステップ
- どのようにかかわればいいか
- どのように学べばいいか
などを一緒に考えていきます。
実践していく中で少しずつ変化が見れてくればそのまま進みながら改善していきます。
心配の強さも的を得たセッションであれば自然とちょうどよい心配になっていくことが多くあります。
心労の強い場合は、お話を聞きながらその気持ちが癒えるようにセッションが行われます。
保護者の方の相談が多くなるテーマですので、お子様への理解と関りを学ぶ機会にしてくださいね。
②SSTによる対応
SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)では、どのようにすれば他者とよい関係を結べるか、その問題や大変さが改善するかを学ぶことができます。ただ学ぶだけでなく、学んだ後は実践形式で体験していきます。
お子様が対象となりますが、場合によっては親子でペアレントトレーニングを行う場合もあります。
③療育による対応
どういった内容かにもよりますが、人の話を聞くといいことがある、楽しいことがある、というところからスタートします。
そして人の話を聞くことの大切さを学べるように療育を行います。
活動の中で指導員(白石)との関係性を構築し、指示が聞ける耳を育てていきます。
必要に応じてカウンセリング的な手順も入り、SST的な行動療法も伴い、そのお子様にあった提示を考えていきます。
必要なスキルの獲得があれば、課題にして楽しく練習を繰り返します。
それをお家や園、学校で使えるように連携していきます。
そのお子様が理解しやすく提示するのが最上だと考えます。
どのアプローチで進めるかは話しながら一緒に決めていきましょう!
名古屋こどもカウンセリングとSST教室のご案内
当教室では、直接面談して行う方法と電話やオンラインで行う方法の二つからご相談を承っております。
初回10分無料相談がお電話で行えます。(直接お電話してもらっていいですが、お電話が取れないときもありますのでご了承ください)
これはミスマッチ防止のため、本当に求めているものと合致できるかを判断するものとしてサービスとして行っています。
基本的なご利用料金は「個別セッション(約55分フィードバック含む)6000円」になります。
面談できる場所は2025年4月に開室予定です。
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