こんにちは、名古屋こどもカウンセリングとSST教室のしらいしです。
子育ての悩みで「イライラしてしまう、怒ってしまう」方向けに、その問題に対応するカウンセリングやSSTについて書いていきたいと思います。
※当教室は保護者の心理サポートも大切にしています。
※かんじがよめないおこさまやおんせいでききたいばあいは、こちらのぶんしょうをクリックしてください。(音声読み上げ案内)
子育てはイライラすることもあるし、怒ることもある
子育ては、女性が無償で奉仕する当たり前のことのように伝統的に引き継がれてきていますが、女性の負担は非常に多くのものがあります。
そういった不条理さもあり、夫(旦那さん)にも手伝ってもらう文化が少しずつ増えてきています。(ほとんど手伝わない人は今でもいます)
子育ては年中無休です。
体調が悪くてもやらなくてはいけないという意味では通常の仕事よりも福利厚生が悪い。
しかも無給です。
こうやって考えると子育ては、報酬が見えにくい大変な活動です。
イライラすることもあるでしょう。
怒ることもあると思います。
それはある意味仕方ないこともあるかもしれません。
しかしそのイライラが慢性的に続いたり、強い怒り方が多い、怒ることが増えている、といった問題がある場合、何かしら改善するための対応を行う必要があるかもしれません。
子育てでイライラや怒ってしまう理由
子育てでイライラするとき、怒るときは何が違うでしょう。
怒るというのは相手に訴求するときです。
イライラは訴求より自分の反応でもあります。
怒りを我慢している時もなりますね。
どんな時にこのような状態になるでしょうか?
- 子供が自分の思う通りに動いてくれない
- 子供が家で暴れる・暴言を吐く
- 宿題をやらない
- ゲームやYOUTUBEばかり遊ぶ(やめない)
- 子供の将来や発達が不安になる
- 寝不足や疲れがたまっている
- ストレスが溜まっている
- 夫や周囲の人が手伝ってくれない
- なんで自分ばかりということが起きる
- ホルモンバランスの崩れや更年期
- うまく家事ができない
- 自分の時間がない
- 片づけをしてくれない
- 掃除がうまくできない(子供もちらかす)
- いらいらして当たってしまう自分にいらいらする
- 怒ってしまう自分にいらいらする
- 子供の特性に(障がい特性・HSPなど)
- 自分と似ているところに反応してしまう
様々な理由があります。
自分の許容量を超えている時もあれば、相手の反応に反応することもあるでしょう。
家事に子育てといった多くの仕事を家で担う場合も感じやすくなると思います。
ホルモンや疲労など身体的な問題もあるかもしれません。
自分のイライラや怒りの理由はどれが該当しますか?
いくつあるでしょうか?
発散と学び
ストレスは発散することで自分の中から無くなっていきます。
ストレスを発散できるものはあるでしょうか?
あれば少しでも良いでしょうし、なければ探していくことも大切です。(それができたらしてるんだけど。。。という状況もありますね)
好きなことに没頭するのもいいでしょう。
昔はやっていたけど、子育てが始まってしてなかったことに何かキーワードがある方もいます。
疲れや身体の問題もあれば、ゆっくり静養したり、負担を誰かに助けてもらうことができればいいですね。
人間のストレス処理で忘れてはいけないのは「忘れる効用」です。
ストレスは発散だけではなく、忘れることで消していくこともできます。
もちろん忘れられないような強いストレスを無理して忘れることはできませんが、気にしないことで忘れていくものも多くあります。
なかなかイライラが消えない、怒ってしまう場合には、人に相談することが大切です。
他者に話すことで楽になる。
聞いてもらえて楽になる。
アドバイスをもらえて楽になる。
自分の子育ての目的が明確になって楽になる。
つっかえていた何かが取れて楽になる。
私の人生がみつかって楽になる。
人と話すことで学べることが多くあります。
ぜひお友達でも私でもご相談ください。
相談は早くすればするほどいいことが多いですよ。
3つの方法から考える「子育てでイライラしてしまう、怒ってしまう」ことへの対応
当施設では下記3つの方法から相談されるクライアントに最適な手段を組み合わせて、改善のサポートを行っております。
①カウンセリングによる対応
カウンセリングでは、話すことによってその気持ちを少しでも軽くしていくことが大切になります。
話す中で、苦しい気持ちが癒えたり、問題の重要な原因やポイントが明らかになっていきます。
子育てでイライラしてしまう・怒ってしまうポイントには特徴があります。
それを深いところから理解して穏やかにしていく方法もあります。
必要に応じて代替手段が必要な時期もありますが、うまく扱えるようになってくることが多いです。
他者が理由の場合は、なかなか他者が変わらないケースも多いですが、関りや環境を再設定していく方法で改善に向かうことがあります。(必要に応じて子供やご主人、その他ご家族の協力を仰ぐこともできます)
認知行動療法CBTのセルフモニタリングやとらえ方の練習をおこなうことが有用な方もいます。
②SSTによる対応
SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)では、どのようにすれば他者とよい関係を結べるか、その問題や大変さが改善するかを学ぶことができます。ただ学ぶだけでなく、学んだ後は実践形式で体験していきます。
お子様やご主人へのかかわりの練習を行うことができます。
この方法は、必要があれば行うものです。
カウンセリングでの対応が一番最適な場合が多いです。
③ストレスマネジメントによる対応
ストレスマネジメントでは、生きづらい原因となるストレスを特定して、ストレスをできるだけ減らしていきます。またストレスからの回復力が弱いケースでは、それを強めるためのセッションや資源を活用します。捉え方を変えていくことによってストレスの強度が変わったり、発散する方法が増えるとストレス許容量が変化したりします。
原因のなかにストレス耐性や回復力などに問題を抱えている場合は、それを強くするための学習と練習を行います。
怒りやイライラを発散する方法を一緒に考えたり、自分の中で処理する方法も探していきます。
どのアプローチで進めるかは話しながら一緒に決めていきましょう!
世界有数の幸福な国デンマークの子育て
デンマークの子育てでは、
- ありのままの子供を見る
- 一緒に遊ぶ
- 共感する
- 視点を変える
- たたかない
- 仲間とつながる絆
の6つを大切にしているようです。
そのために親は「子供をよくみて話を聞いてあげて、最適な子育てを考える」姿勢を大切にしています。
まずは子供が最初ということですね。
そして強調されるのが、「親が自分自身を大切にすること」です。
「親が自分を大切にすることで良い子育てにつながっていく」という視点はとても素敵ですし、最も効率的なのかもしれませんね。
文献参照:デンマーク流ティーンの育て方ーイーベン・ディシング・サンダール著
名古屋こどもカウンセリングとSST教室のご案内
当教室では、直接面談して行う方法と電話やオンラインで行う方法の二つからご相談を承っております。
初回10分無料相談がお電話で行えます。(直接お電話してもらっていいですが、お電話が取れないときもありますのでご了承ください)
これはミスマッチ防止のため、本当に求めているものと合致できるかを判断するものとしてサービスとして行っています。
基本的なご利用料金は「個別セッション(約55分フィードバック含む)6000円」になります。
面談できる場所は2025年4月に開室予定です。
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