しらいし先生
しらいし先生

こんにちは、名古屋こどもカウンセリングとSST教室のしらいしです。

この記事では「子供の心理カウンセリング」について書いていきたいと思います。

※かんじがよめないおこさまやおんせいでききたいばあいは、こちらのぶんしょうをクリックしてください。(音声読み上げ案内)

「心理カウンセリング」とは何か?


カウンセリング(英語:counseling)とは、相談されるクライエントとカウンセラーとの会話から、

  • 話が整理される
  • 気持ちを出すことで楽になる
  • 自分で話していて気づくことがある
  • 自分や自分の意見が理解される
  • 安心できる
  • 解決や改善の糸口が見つかる
  • 必要に応じてアドバイスももらえる
  • 自分が変わるきっかけになる
  • 相手やわからなかったことがわかるようになる
  • 全体像が見えてくる
  • 気づきがある
  • 悩みが解消した
  • 自分のことが理解できる

などを得る事ができます。

なかなか普段の生活では話せないことも話しにくいこともすべて受け入れて話を聞いてくれます。

だれでも利用できる安心して相談できる場所ですね。

専門的には「心理カウンセリング」のやり方や方法もいろいろな流派によって多少異なります。

認知行動療法でのカウンセリング、精神力動療法でのカウンセリング、クライエント中心療法でのカウンセリングなどのことです。

当施設では、「そのお子様」を一番に考えて、技法を考えていく統合的アプローチを用いています。

しらいし先生
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どの方法がよいか一緒にみつけていきましょう。

子供の心理カウンセリングとは?


では「子供」に対するカウンセリングだと大人と比べて何が違うのでしょう?

まずは「認知能力(にんちのうりょく)」が重要になります。

認知能力は、

  • どれだけの言葉(言語的理解)を理解しているか?
  • どれだけ思考能力があるか?
  • 計算や記憶力はどうか?
  • 客観視ができるか?
  • 自己理解がどこまでできているか?
  • 他者理解がどこまで理解できているか?
  • コミュニケーションや関係性がどこまで理解できるか?
  • 優先順位を考えられるか?
  • 我慢など行動制御ができるか?
  • 判断力がどこまであるか?

などの能力の事です。

※小さいお子様でしたらできることは少ないかもしれませんが、お子様によってはカウンセリングが有効な場合もあります。

カウンセリングを受けられるお子様のこれらの能力がどれだけあるかによって使える心理技法が異なります。

何よりそのお子様の改善したい事柄に効果的なアプローチを考えなければなりません。

会話は難しいけど絵本なら楽しくできるなら絵本で学ぶ機会を作ればよいですし、視覚的に理解しやすいのであればホワイトボードを使って視覚的にカウンセリングを行うこともできるでしょう。

そのお子様の認知能力と特性を理解したうえで成り立つのが「子供の心理カウンセリング」といえます。

愛着特性がどれほどあるか?


「愛着障がい(英語:Attachment Disorder)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

愛着障がいでは、情緒的な絆をきちんと形成できていないため、情緒や感情に困難さを抱えてしまいます。

一般的な「愛情」や「ふれあい」も重要ですが、そのお子様の特性に合った対応が必要になります。

虐待やネグレクト(育児放棄)などはわかりやすいですが、そうでない場合も愛着障がいや愛着特性を持つ場合があります。

発達障がいも同様で、誰でも多少の発達特性を持つといわれています。

自閉症傾向がこれくらいあって、多動傾向がこれくらい、不注意がこれくらい、といったように。

愛着障がいも障がいがあるかないか、という視点だけでなく、愛着特性がこれくらいあるかな、といった捉え方も大切です。

なぜここまで「愛着特性」に関して説明したかといえば、あまりスポットライトを当てられてない隠し要素的な問題であることが多いからです。

現在「自閉症」「ADHD」などは特に注目されていますが、この「愛着特性」も同じように注目すべき問題です。

このカウンセリングの記事でなぜここまで書いているかというと、カウンセリングの方向性が変わるからです。

そのお子様の生きづらさや問題が愛着障害から生み出されているものであれば、「情緒的な絆」をつくる絆を構築していく必要性があります。

そういった意味でも愛着障害特性がどれくらいあるかがわかるアセスメントを当施設では行っております。

※愛着障がいや愛着特性があるから親が悪い、育て方が悪いといった意味ではございません。お子様の愛着特性を知ることがとても重要になります。(これは伝統的に親から教えてもらえないことが多いです)

子供によっては抵抗感がある?


お子様によっては抵抗感がある方もいればそうでない方もいます。

自分の心の問題を他者に話すのは勇気がいります。

そういった意味で抵抗感がある方もいれば、「自分には必要ない」と、問題と向き合わない場合もあるかもしれません。

子供からしたら「心が病んだ」ことを認めないといけない手順になることがあり、その場合ハードルがグンと高くなってしまいます。

当施設では「教室」の側面もあるため、学ぶ場所という提案でお越しいただくことができます。

小さいお子様でしたら好きなおもちゃや遊具を活用しながら療育的に行うことも大切です。

保護者の方の理解


お子様の問題ですが、保護者の皆様の理解と適切な促しがあればなおさらよくなることも増えていきます。

そういった意味で保護者の方に対するアドバイスやカウンセリングも同時進行で必要になる場合も少なくありません。

「人の子だと優しく理解できるけど、うちの子だとなかなか」ということはよくあると思います。

自分の子供の行動や心理を理解するためにもまずは、お母さんやお父さんの大変さを話しながら少しこころを軽くしていくことも大切です。

家族で乗り越えることもサポートしております。

しらいし先生
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できることから始めましょう。

カウンセリングから広がっていく


最初はカウンセリングだったけど、認知行動療法で今は進んでいる。

最初はプレイセラピーだったけど、今はカウンセリング。

といったように派生できるのも当施設の特徴です。

発達検査や心理検査の結果もあれば参考になりますのでお見せいただけたらと思います。

カウンセリングもいろいろな形がある


愛知県にお越しいただいて、直接お会いして面談とカウンセリングができればいいのですが、遠方の場合は難しいこともあります。

現在はLINE動画や電話、スカイプ、ZOOMなどの方法を用いてカウンセリングセッションもできる時代です。

逆にそのほうが移動時間がなくて良いという場合もあります。

ご自身の好きな形でできることが大事ですし、セッションを行うのがお子様であれば、お子様がやりやすい形を選ばれると良いでしょう。

お問い合わせ


お問い合わせは下記のフォームにご記入いただき、最後に送信ボタンをクリックしてください。

基本的には、メールでの返信になりますが、直近のご予約やメールでの送信や返信が来なかった場合にお電話でご連絡させていただく場合がございます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。